たぁまのパソコンお勉強講座のページ

ふぃがたまパソコンページに戻る 第1回 第2回 第3回 第四回

第四回講座 − ハードディスクの領域分けをしちゃいましょ −

前回では、緊急Diskの作成手順をお話しました。
緊急Diskが出来たところで、それを利用しちゃいましょ
ってことで、ハードディスクの領域を分けて、使いやすく工夫するってことで・・・

領域の作成とアクティブ領域の設定
1. FDISK を起動し、FDISK オプションメニューで 1 を入力して Enter キーを押します。
 ※ 大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか (Y/N)....?の表示が出たらFAT32のファイルフォーマットにする場合には「y」を選択してください。通常であればFAT16にする必要がないので「y」ですね。一番最後にも詳細説明を書いておきました。

2. Windows の起動ドライブは基本領域でなければいけないので、最初は 1 を選択して基本 MS-DOS 領域を作成します。
2台目のディスクでは基本領域を作らないことも可能です。

MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成
現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1.基本 MS-DOS 領域を作成
2.拡張 MS-DOS 領域を作成
3.拡張 MS-DOS 領域に論理 MS-DOS ドライブを作成
どれか選んでください:[1]

3. ドライブのチェック後に次の画面が表示されるので、ハードディスク全容量を1つのドライブにする場合は Y を、複数の領域に分割したい場合は N を入力して Enter を押します。(Y を選択した場合は、ドライブのチェック後に ESC キーを押し、PC を再起動してください。)
今回は複数の領域を定義するので N を記入して Enter キーを押します。

基本 MS-DOS 領域を作成
現在のハードディスク: 1
基本 MS-DOS 領域に使用できる最大サイズを割り当てますか
(同時にその領域をアクティブにします)(Y/N)..............? [N]

4. ドライブのチェック後、以下の画面で基本領域に割り当てたい容量を指定して Enter キーを押します。

基本 MS-DOS 領域を作成
現在のハードディスク: 1
ディスクの総容量は 2047 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
領域に割り当て可能な最大領域は 2047 Mバイト(100%) です.
領域のサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください.
基本 MS-DOS 領域を作ります..................................:[1023]

5. ESC を押して FDISK オプションメニューに戻り、1 を入力して Enter を押します。
(アクティブな領域の設定は最後に行います。)

6. 論理ドライブのコンテナとして拡張領域を作成するために 2 を入力して Enter を押します。

MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを作成
現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1.基本 MS-DOS 領域を作成
2.拡張 MS-DOS 領域を作成
3.拡張 MS-DOS 領域に論理 MS-DOS ドライブを作成
どれか選んでください:[2]

7. 拡張領域に割り当てる容量を記入して Enter キーを押します。

拡張 MS-DOS 領域を作成
現在のハードディスク: 1
領域   状態   種類  ボリュームラベル  Mバイト  システム  使用
C: 1       PRI DOS           1023    FAT32   50%
ディスクの総容量は 2047 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
領域に割り当て可能な最大領域は 1024 Mバイト(50%)です.
領域のサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください.
拡張 MS-DOS 領域を作ります..................................:[1024]

8. 領域確認画面で ESC を押すと、論理ドライブ作成画面になるので、作成した論理ドライブの容量を指定して Enter キーを押します。

拡張 MS-DOS 領域内に論理 MS-DOS ドライブを作成
論理ドライブは定義されていません
拡張 MS-DOS 領域は全部で 1024 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
論理ドライブに割り当て可能な最大領域は 1024 Mバイトです.(100%)
論理ドライブのサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください.[500]

9. 以後、拡張領域がいっぱいになるまで同じ手順を繰り返し、定義が終わったら ESC で FDISK オプションメニューに戻ります。

10. アクティブ領域を設定するため、FDISK オプションメニューで 2 を入力して Enter を押します。
(起動ハードディスクでない場合は、以降の設定は不要です。)

11. PRI DOS領域の番号 (下の例では 1 ) を入力して Enter を押します。

アクティブな領域を設定
現在のハードディスク: 1
領域   状態   種類  ボリュームラベル  Mバイト  システム  使用
C: 1       PRI DOS           1023    FAT32   50%
  2       EXT DOS           1024           50%
ディスクの総容量は 2047 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
アクティブにした領域の番号を入力してください...............:[1]

12. ESC キーを 4 回押してFDISK 終了させ、PC を再起動します。

領域を削除するには
ここでは、例として基本領域と拡張領域が 1 つずつ定義され、拡張領域内に D ドライブが定義されている状態から、すべての領域を削除する手順を例に説明します。
1. FDISK を起動し、FDISK オプションメニューを表示します。
2. 領域や論理ドライブを削除するためには 3 を入力して Enter キーを押します。
3. 論理ドライブを削除しないと拡張領域を削除できないので、3 を入力して Enter キーを押します。

MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1.基本 MS-DOS 領域を削除
2.拡張 MS-DOS 領域を削除
3.拡張 MS-DOS 領域内の論理 MS-DOS ドライブを削除
4.非 MS-DOS 領域を削除
どれか選んでください:[3]

4. 削除したいドライブのドライブレター (ここでは D) を入力して Enter キーを押し、続いてそのドライブのボリュームラベルと確認の Y を入力して Enter キーを押します。
(他にも論理ドライブが定義されている場合は、同じ手順を繰り返します。)

拡張 MS-DOS 領域内の論理 MS-DOS ドライブを削除
Drv ボリュームラベル  Mバイト  システム  使用
D:  data      1023   FAT32  100%
拡張 MS-DOS 領域は全部で 1023 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
注意! 削除した論理 MS-DOS ドライブのデータはなくなります.
どのドライブを削除しますか...................................? [D]
ボリュームラベルを入力してください..........? [data]
よろしいですか (Y/N).........................? [Y]

5. ESC キーを押して FDISK オプションに戻ったら、3 を入力して Enter キーを押します。

6. 論理ドライブが削除されたので、次に拡張領域を削除するために、2 を入力して Enter キーを押します。

MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1.基本 MS-DOS 領域を削除
2.拡張 MS-DOS 領域を削除
3.拡張 MS-DOS 領域内の論理 MS-DOS ドライブを削除
4.非 MS-DOS 領域を削除
どれか選んでください:[2]

7. 続けますか?で Y を入力して Enter キーを押します。
PC/AT の仕様上、1 つのハードディスクに拡張領域は 1 つしかないので、領域の選択は行いません。

拡張 MS-DOS 領域を削除
現在のハードディスク: 1
領域   状態   種類  ボリュームラベル  Mバイト  システム  使用
C: 1    A  PRI DOS            1023  FAT32   50%
  2        EXT DOS           1023          50%
ディスクの総容量は 2047 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
注意! 削除した拡張 MS-DOS 領域のデータはなくなります.
続けますか (Y/N)............................? [Y]

8. 最後に、基本領域を削除するために、1 を入力して Enter キーを押します。

MS-DOS 領域または論理 MS-DOS ドライブを削除
現在のハードディスク: 1
次のうちからどれか選んでください:
1.基本 MS-DOS 領域を削除
2.拡張 MS-DOS 領域を削除
3.拡張 MS-DOS 領域内の論理 MS-DOS ドライブを削除
4.非 MS-DOS 領域を削除
どれか選んでください:[1]

9. 削除する基本領域の番号を入力し、続いてそのドライブのボリュームラベルと確認の Y を入力して Enter キーを押します。
(FDISK では複数の基本領域を作成はできませんが、PC/AT の仕様上最大 4 つの基本領域が存在する可能性があります。)

基本 MS-DOS 領域を削除
現在のハードディスク: 1
領域   状態   種類  ボリュームラベル  Mバイト  システム  使用
C: 1    A  PRI DOS           1023    FAT32  50%
ディスクの総容量は 2047 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
注意! 削除した基本 MS-DOS 領域のデータはなくなります.
どの基本領域を削除しますか.....................? [1]
ボリュームラベルを入力してください...............? [   ]
よろしいですか (Y/N))............................? [Y]

10. ESC キーを数回押して FDISK オプションメニューに戻ります。

マスターブートレコード (MBR) の修復
Linux の LILO を MBR に導入してしまった場合などは、次の手順で MBR のブートプログラムを DOS/Windows 用に書き換えることができます。
マイクロソフトの OS は共通のブートプログラムを使うので、Windows NT/2000 の MBR を修復する際にも fdisk を使うことができます。
なお、この操作を実行しても、MBR オフセット 446 以降に存在するパーティションテーブルは改変されません。

1. Windows9x/Me 起動ディスクで起動します。
Windows98 起動ディスクの場合、起動後にディスク 1 をセットしなおしてください。
2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

A:\>fdisk /mbr

ドライブ状態を表示するには
FDISK オプションメニューから領域情報を表示しても、基本領域と拡張領域だけが表示され、拡張領域内に定義された論理ドライブは別画面に表示されます。PC に装着されたハードディスクすべてのドライブ情報を一覧するには、次の手順を実行してください。
1. Windows9x/Me 起動ディスクで起動します。
Windows98 起動ディスクの場合、起動後にディスク 1 をセットしなおしてください。
2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

A:\>fdisk /status

バッチで領域を作成するには
対話型にオプションを選択するのでなく、バッチファイルなどで領域を作成することもできます。
以下の例では「領域の作成」と同じ領域を作成することができます。

1. Windows9x/Me 起動ディスクで起動します。
Windows98 起動ディスクの場合、起動後にディスク 1 をセットしなおしてください。
2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

A:\>fdisk 1 /pri:1023
A:\>fdisk 1 /ext:1024
A:\>fdisk 1 /log:500
A:\>fdisk 1 /log:524

FAT16/FAT32 ドライブを作り分けるには
ひとつのハードディスクに FAT16 と FAT32 のドライブ作りたい場合、通常では「大容量ディスクのサポート」で N と Y を回答し、合計 2 回 FDISK を起動する必要があります。また、FDISK 起動時に「大容量ディスクのサポートを使用可能にする」で Y にしても、512MB 以下の基本領域や論理ドライブは FAT16 で作成されてしまいます。 FDISK 起動時に、以下のようなオプションをつけることで、ドライブ作成時に FAT16 か FAT32 か選択できるようになります。
1. Windows9x/Me 起動ディスクで起動します。
Windows98 起動ディスクの場合、起動後にディスク 1 をセットしなおしてください。
2. コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。

A:\>fdisk /fprmt

3. 通常の手順で、512MB 以下の基本領域や論理ドライブを作成した場合、「このドライブはFAT16が標準設定になっています. FAT32 に変更しますか (Y/N)?」と聞かれるので、Y を入力してください。

基本 MS-DOS 領域を作成
現在のハードディスク: 1
ディスクの総容量は 2047 Mバイトです. (1 Mバイト=1048576 バイト)
領域に割り当て可能な最大領域は 2047 Mバイト(100%) です.
領域のサイズをMバイトか全体に対する割合で(%)入力してください.
基本 MS-DOS 領域を作ります..................................:[300]
このドライブはFAT16が標準設定になっています. FAT32 に変更しますか (Y/N)? [Y]

ふぃがたまパソコンページに戻る 第1回 第2回 第3回 第四回

[PR]動画